プレコンセプションケアはまだ馴染みない言葉ですが、簡単に言うとどう言う意味ですか?
現在のカラダの状態を把握し、“将来”の妊娠やカラダの変化に備えて、予防、学習することです。
コンセプション(Conception)には、受胎や妊娠という意味があります。昨今では、妊活が同義語のように捉えられがちですが、妊娠よりも“前(プレ)”思春期ぐらいから始めるケアとして、『プレコンセプションケア』は、2012年からWHOも提唱している概念です。
妊娠や妊活というと、“女性だけのこと”や”妊娠を考えている人だけのこと”と、考えてしまう人もおられますが、プレコンセプションケアの基本的な考え方は、健康知識の向上です。誰もが正しい健康情報を理解し、日常生活の中に活かすことで、病気の予防や健康管理を行い、生涯良好な生活をおくることができます。
健康知識の向上は、全年齢を通して推奨されることですが、プレコンセプションケアは、中でも若い世代の男女を中心に考えられている概念です。現在のカラダの状態を把握し、“将来”の妊娠やカラダの変化に備えて、予防、学習することです。