女性ホルモンが多すぎる場合は?

小野寺沙恵
女性ホルモンが多すぎる場合のリスクはありますか?
金山先生
多すぎることよりもエストロゲンとプロゲステロンのバランスが悪いのはよくないですね。

まず、基本的に女性ホルモンというのは、エストロゲンだけでなく、プロゲスチン(プロゲステロン)という物質もあります。エストロゲンが卵巣から排卵までの前半2週間出て、排卵すると後半エストロゲンとプロゲステロンの両方が出てきます。

プロゲステロンというのは、ブレーキのような役割をしていて、プロゲステロンがでてこない人は、無排卵で不妊症のリスクがあります。

女性ホルモンが多いというのではなくて、プロゲステロンがでてこず、ずーっとエストロゲンだけがでている人、こういう人はリスクが高いです。例えば長期的にプロゲステロンが出ない状態は子宮体癌のリスクが高まることが知られています。

プロゲステロンが何故でなくなるか詳しい理由はわかっていません。

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