子宮筋腫ってなんですか?

インタビュアー
子宮筋腫ってなんですか?
金山先生

女性の4人に1人はかかっていると言われるぐらい多く発生する良性の腫瘍です。

6000万人だとすると1500万人に発生しています。その中で過多月経や圧迫症状、便秘、貧血がある人が治療対象ですね。人体に発生する最大頻度の腫瘍です。

なぜ発生するかというと、低酸素状態だと腫瘍が増殖しやすい増殖因子がたくさん出るんですね。子宮は普段(妊娠していないとき)から低酸素状態だから筋腫ができやすい。骨盤の血液循環が悪くて、なおかつ低酸素になりやすい人は筋腫ができやすいです。30~40代で一番産婦人科にかかりやすい症状です。

低酸素以外にも色々原因があると言われていますが、正確な原因はほとんどわかっていません。

エストロゲンが下降局面に入っている人には起きやすくて、プロゲステロンも関係していると言われている。女性ホルモンのバランスが悪いとできやすいという研究もあります。

大きいと10kgぐらいになることもあります。小さければ問題ないかというとそうではなくて、1cmとか小さくても治療しなければいけないことがあります。内側にできていると出血が多くなるし、不妊症につながります。粘膜下筋腫は小さくても手術することがあります。過多月経や不妊症で筋腫がある人は要注意。生理のパターンも大事です。子宮筋腫の人は、出血がとても多いです。

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