例えば、60kgで妊娠したという人で、1年前の体重が55kg以下だったという人は、妊娠糖尿病のリスクがあります。
なぜ妊娠糖尿病になりやすくなるかというと、簡単に言えば短期間に体重が増えた人はインシュリン抵抗性になりやすい状態です。インシュリン抵抗性というのは、インシュリンの効きが悪い状態で、高インシュリン血症が長期に続くとなります。
朝ごはんの後、10時頃にケーキ食べて、お昼の後、15時頃にチョコレート食べて寝る前に夜食をとるというような食生活をしていると高インシュリン血症になりやすいです。
インシュリンが何かというと、ご飯を食べると血糖値が増えますが、そのブドウ糖を細胞に運ぶ役割があります。
ブドウ糖を十分細胞に運べない状態やインシュリンの機器が悪い状態をインシュリン抵抗性といいます。
インシュリン抵抗性がなにかというと、食べたご飯は消化液でブドウ糖になって、ブドウ糖は腸から吸収されて血液に回る(血糖)。インシュリンの作用で全身に運ばれる。1日3回血糖値が上がるのが正常(朝昼晩)です。
ところが、朝から晩まで間食を食べてるとブドウ糖が一日中高い状態で、1日中膵臓からインシュリンが出続けていて、それが1~3年間と長い期間続くと効きが悪くなって血糖が下がりにくい状態になります。これをインシュリン抵抗性といいます。
ブドウ糖が主に使われるのは脳と筋肉です。運動しない人、頭を使わない人、間食が多い人はいつまでもインシュリンが高い傾向にある。学生で帰宅部で勉強せずにお菓子ばかり食べてると病気になりやすいです。多嚢胞性卵巣症候群にもなりやすくなります。インシュリン抵抗性の代表的な病気は2型糖尿病と本態性高血圧です。プレコンの範囲であれば、多嚢胞性卵巣症候群。