ピルって色々あるんですか?
ピルの種類というのは色々あって、ピルをちゃんと処方できる先生は一人前と言われていますね。
まず一相性〜三相性というちがいがあります。
- 一相性というのは常にエストロゲンとプロゲステロンが同じ量入っているものですね。
- 二相性というのは、例えば、後半十日間プロゲステロンが増えるように作られているのが二相性。
- 三相性は、プロゲステロンの量が3週間で3段階変化します
自然に近いのは三相性ですね。ただ、生理痛を軽くしたいとかいう場合は一相性を使います。保険薬はすべて一相性(LEP)です。月経困難症とか子宮内膜症とかの治療薬として使うのは、ホルモン変動しないほうが治療効果が高いので一相性を使います。
個人ごとに合うものが違うので一概に何が良いというのは言えないんですね。さらに第1世代〜第4世代の違いなどもあるので複雑です。合わない場合は、どんどん変えて使っていきます。
第1世代〜第4世代までありますが、世代によって善し悪しがあるものではなく、男性ホルモン活性の違いなので、人によって適切なものを処方します